スマートウォッチを用いたマスク装着の促進手法

新型コロナウィルスの世界的蔓延により,感染拡大を予防するためにマスクの装着などの飛沫感染リスクを下げる行動が求められる.感染リスクを低下させるためには,常時マスクを装着することが望ましいが,無意識のうちにマスク非装着のまま行動してしまうことがしばしば発生する.マスク装着を効果的に促すためには個々人のマスク装着状態を自動検知して,その状態に応じてユーザに対する行動変容を促すことが求められる.しかし,マスク装着状態を市販の端末のみで常時検知する手法は提案されていない.そこで,スマートウォッチに搭載されている複数のセンサを用いてマスク装着状態を自動検知し,マスク非装着のユーザに通知することで,マスク装着の行動を促進させる手法を提案した.

スマートウォッチを用いたマスク装着の促進手法