プライバシー情報の利用と保護を両立する参加型センシング

本研究は「プライバシー情報の利用と保護を両立する参加型センシング」の実現を目的とする.既存のプライバシー情報保護手法では,一般ユーザがプライバシー情報を無条件に提供することを前提としており,このためユーザのプライバシー情報はサーバ上で処理を施されていた.
そこで本研究では,プライバシー情報の利活用に関する権限を一般ユーザに与えることを目的として,データの取得時から利用時に至るまで,統合的にプライバシー保護処理を施す.本研究によって,一般ユーザが他者にプライバシー情報を明かすこと無く,参加型センシング・モバイルセンシングに貢献することのできる環境基盤と構築することが可能となる.

Privacy-Preserving Community Sensing for Medical Research with Duplicated Perturbation, IEEE ICC 2014.

プライバシー情報の利用と保護を両立する参加型センシング